IELTSスピーキングの採点項目
IELTSの採点項目は以下の4種類あります。
- 流暢さと内容の一貫性(Fluency and Coherence)
- 語彙力(Lexical Resource)
- 文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)
- 発音(Pronunciation)
各項目の得点別の採点基準
各項目にバンドスコアによって具体的な採点の基準が設けられています。これを確認するだけでもスピーキングテストがどのようなポイントを重視しているのかわかり、自分の実力も推し量ることができます。
しっかりと読んで今の自分はどれくらいのレベルで、目標のスコアはどれくらいのスキルが求まられているのか確認してください。
下記では主にバンドスコア5~9の採点基準を日本語訳しています。
下記では主にバンドスコア5~9の採点基準を日本語訳しています。
英語の原文はこちら
流暢さと内容の一貫性(Fluency and Coherence)
この項目では、接続詞や適格な表現を使い、短い文章で話すのではなく、長く流暢に話すことはもちろん、話す内容が質問の内容から逸脱していないかを見られます。内容に無駄がなく、かつしっかりとした長さの文章を話すようにしましょう。
具体的な採点項目
- 話す長さ
- 止まったり、言葉のつまりはないか
- 自己修正はないか
- 理解されやすいか
- 接続詞などを使っているか
バンドスコア9
- 繰り返しや自己修正はほとんどなく流暢に話す。
- 言葉のつまりは単語や文法に迷っているわけではなく、話す内容に関連している。
- 完全に適切に話を要約し、内容が一貫していること。
- トピックを完全に適格に把握し発言する。
バンドスコア8
- 繰り返しや自己修正はたまにあるが流暢に話す。言葉のつまりはだいたは話す内容に関連しており、単語や文法についての場合はほとんどありません。
- トピックを適格に把握し発言する。
バンドスコア7
- 目立った一貫性の欠落や労力なしに長く話す。
- 言語に関連し、言葉が詰まることや繰り返し、自己修正がたまにある。
- ある程度の柔軟性がある接続詞や文章を構成するフレーズ(discourse markers)を使う。
バンドスコア6
- 時々繰り返し、自己修正や言葉のつまりのために一貫性を失う場合はあるが、長く話すようにしている。
- 常に適切というわけではないが、さまざまな接続詞や文章を構成するフレーズ(discourse markers)を使う。
バンドスコア5
- たいていは話す流れを維持しますが、繰り返しや自己修正があり、ゆっくりした話し方で話す。
- 特定の接続詞や文章を構成するフレーズ(discourse markers)を多用することがある。
- 単純な内容は流暢に話すが、複雑なコミュニケーションになると流暢さに問題がある。
語彙力(Lexical Resource)
この項目では、適格で難易度の高い単語を使えているかを見られます。また同じ単語ばかりではなく意味は同じでも違う単語を使うかなども採点項目です。
具体的な採点項目
- 幅広い語彙や言い換えを使っているか
- 単語の順番は適正か
- 一般的ではない語彙を使っているか
バンドスコア9
- すべてのトピックで完全な柔軟性と正確な語彙を使う。
- 慣用句を自然かつ正確に使う。
バンドスコア8
- 幅広い語彙を容易かつ柔軟に使い、正確な意味を伝える。
- 一般的ではない慣用的な語彙も巧みに使うが、不正確な場合もある。
- 必要に応じて言い換えを効果的に使う。
バンドスコア7
- 語彙を柔軟に使い、様々なトピックについて話す。
- あまり一般的ではない慣用的な語彙を使い、言葉の配列やスタイルを意識しているが、いくつかの不適切なものを伴う。
- 言い換えを効果的に使う。
バンドスコア6
- 不適切であっても意味を明確にし、トピックについて議論できる十分な語彙を持っている。
- 一般的な言い換えができる。
バンドスコア5
- なじみのないトピックについても話すことができますが、柔軟性のない語彙を使う。
- 言い換えを使うが、正確でないことがある。
文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)
この項目では、正確でより高度な文法を使えるかを見られています。その中でも時勢は重要で、文章の内容にあった正確な時勢で話すようにしましょう。
具体的な採点項目
- 幅広い文章構造を使っているか
- 幅広い時勢の文法を使っている
バンドスコア9
- あらゆる種類の文法構造を自然かつ適切に使う。
- ネイティブスピーカーの話し方に特有の「スリップ」とは別に、一貫した正確な文法構造を話す。
バンドスコア8
- 幅広い文法構造を柔軟に使う。
- 非常にまれに不適切な表現または基本的/非体系的な間違いはあるが、ほぼ間違いのない文章を話す。
バンドスコア7
- ある程度の柔軟性があるさまざまな複雑な文法構造を使う。
- いくつかの文法上の間違いはあるが、頻繁に間違いのない文を作る。
バンドスコア6
- 単純な文法構造と複雑な文法構造を組み合わせて使うが、柔軟性は限られている。
- 複雑な文法構造では頻繁に間違いをすることがありますが、これらは理解の妨げになることはほとんどない。
バンドスコア5
- 道理に合った基本的な文法構造を作る。
- 限られた範囲で複雑な文法構造を使うが、たいてい間違を含み、理解の妨げになる可能性がある。
発音(Pronunciation)
この項目では、理解ができる発音をテスト内で一貫してできているかを見ています。自信をもって大きな声で発生をするようにしましょう。発音が正確でも日本人は声が小さな人が多い
具体的な採点項目
- テストを通して理解されているか
- イントネーションを使えるか
- アクセントが理解に影響がないか
- 正確な単語と発音か
バンドスコア9
- 正確で繊細な発音を完璧に使う。
- 発音の特徴全体の柔軟な使い方を維持する。
- 容易に理解できる。
バンドスコア8
- 幅広い発音を使う。
- 適切な発音の柔軟な使い方を維持するが、たまに間違う。
- 全体を通して理解しやすい。 L1アクセントは明瞭度にほとんど影響しない。
バンドスコア7
- バンド6のすべての良い特徴と、バンド8の良い特徴の一部を備える。
バンドスコア6
- さまざまな発音を使い分ける。
- いくつかは発音を効果的に使うが、維持できない。
- 全般的に全体を通して理解できるが、個々の単語や発音を間違えると時々明瞭さが低下する。
バンドスコア5
- バンド4のすべての良い特徴と、バンド6の良い特徴の一部を備える。
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