使役動詞|make,have,let,get,help|違いと使い方|TOEIC文法対策4

TOEIC

TOEICのリーディングテストの中で、1問目から46問目までが文法と語彙の問題になっており、この最初の46問いかに早く解き、そのあとの長文問題に時間を残せるかがリーディングテストを受ける上でカギになってきます。

この46問を解く目安の時間としては75分あるうちの20分以内で解きたいです。1問あたり26秒ですが、ここで文法ルールを知っていると大幅な時間節約が可能になります。そのルールを知っているだけで5秒で解ける問題が多くあるのです。

ではその文法問題がどれくらいあるかというと、46問のうち60%の27、28問が文法問題になっています。これらを素早くとくことにより5分~10分の時間削減ができます。

使役動詞 make, have, get, let, help について

問題

My parents let me ________ abroad with a friend of mine.
(A)travel
(B)travelling
(C)travelled
(D)to travel

答えは下↓↓








答え:(A)

訳:両親は私に友達と海外旅行に行かせてくれた。

問題解説

これも出題されればラッキーな問題です。letは使役動詞の代表的なもので、letの次も目的語がきて、その後にさらに動詞がくる場合、その動詞は原形(原形不定詞)になるというルールがあります。なので答えは(A)になります。

使役動詞の種類

使役動詞は主に「(誰)に(何)をさせる/してもらう」という訳になります。使役動詞にはいくつか種類があり、日本語では同じような訳になっていまいますが以下のようなものがあります。

make:したくないことを強制する

My mother made me tidy my room.
訳:お母さんが私に部屋を片付けさせた。

※プラスα:以下のように使役動詞が受動態の場合、原形不定詞ではなくto不定詞をとります。この機会にぜひ覚えてください。TOEICではあまり出ませんが。

I was made to tidy my room by my mother.
訳:私はお母さんに部屋を片付けさせられた。

have:するのが当たり前のことをさせる

I have my brother inspect my car periodically.
訳:私は定期的に兄に車を点検してもらう。

※プラスα:以下のようにhaveは目的語のあとに過去分詞をとり、サービスなどを受けるようなときに「~をしてもらう」という意味になります。また文によっては2つ目の文のように使役ではなく状態を表す表現になります。

I’m going to have my car inspected this weekend.
訳:今週末に車を点検してもらうつもりだ。

I had my car stolen last week.
訳:先週、車を盗まれた。

let:したいことを許可する

My boss didn’t let me accompany to the business trip.
訳:上司は私を出張に同行させてくれませんでした。

※プラスα:letは普通、受動態では使いません。受動態にする場合は動詞allowなどを使います。

I was not allowed to accompany my boss to the business trip.
訳:私は上司の出張に同行することを許可されませんでした。

to不定詞をとる場合

get:お願いしてしてもらう

I got a hairdresser to cut my hair.
訳:美容師に髪を切ってもらった。

※プラスα:以下のようにgetのあとに過去分詞をとし、haveのときと同じようにサービスを受けるときなどに使われます。

I got my hair cut at the beauty salon.
訳:美容院で髪の毛を切ってもらいました。

to不定詞と原形不定詞どちらでもいい場合

help:手伝ってもらう

I will help you to move the equipment.
I will help you move the equipment.
訳:その備品の移動を手伝いましょう。

※プラスα:helpは使役動詞ではありませんがto不定詞と原形不定詞がどちらも使えるという特殊なものなので覚えておいてください。

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