関係代名詞|who,which,that|違いと使い方|TOEIC文法対策5

TOEIC

TOEICのリーディングテストの中で、1問目から46問目までが文法と語彙の問題になっており、この最初の46問いかに早く解き、そのあとの長文問題に時間を残せるかがリーディングテストを受ける上でカギになってきます。

この46問を解く目安の時間としては75分あるうちの20分以内で解きたいです。1問あたり26秒ですが、ここで文法ルールを知っていると大幅な時間節約が可能になります。そのルールを知っているだけで5秒で解ける問題が多くあるのです。

ではその文法問題がどれくらいあるかというと、46問のうち60%の27、28問が文法問題になっています。これらを素早くとくことにより5分~10分の時間削減ができます。

関係代名詞 who, which, that について

問題

JP Investment, ________ is located in Tokyo, has announced that they establish new branch in Osaka this year.

(A)where
(B)which
(C)who
(D)that

答えは下↓↓








答え:(B)

訳:東京にあるJPインベストメントは、今年大阪に新しい支店を設立すると発表した。

問題解説

これは関係代名詞の問題です。コンマで区切られた部分がその前にあるJP Investmentを修飾し補足の情報を加えています。

関係代名詞は苦手な人もいますが、これはしっかりクリアにしておきたい部分です。

まずコンマ(,)のあとにはthatは来ません。なので(D)は不正解。そしてこの問題の修飾する対象は人ではなく会社なので(C)のwhoも不正解となります。続いて(A)のwhereですがこれは関係副詞と呼ばれ「前置詞+関係代名詞」(in which)のようなものを1語で表現することができます。問題では関係代名詞の節の中で前置詞が動詞の次に来ている(located in)ので前置詞の意味も含むwhereはここでは使えません。よって(B)whichが正解になります。

では少し掘り下げて説明します。

who, which, thatの違い

この3つの違いは簡単です。

・whoは人の説明のときに使う。
例:He is the man who I have talked about.
訳:彼は私が話している男です。

・whichは人以外の動物や物事の説明のときに使う。
例:The car which I wanted was bought be someone.
訳:私が欲しかった車は誰かに買われてしまった。

・thatはwhoとwhichの代わりに使うことができる。※特定の場合を除く(後述)
例:He is the man that I have talked about.
例:The car that I wanted was bought be someone.

前置詞+関係代名詞

例文:日本は私が生まれた国です。

この文を関係代名詞を使って表現するときに主に4つのパターンができます。

1.Japan is the country which I was born in.
2.Japan is the country in which I was born.
3.Japan is the country where I was born.
4.Japan is the country I was born in.

まず1ですが、これはwhichを使った文章で前置詞のinがそのまま動詞の後にきています。2はその前置詞がwhichの前にきて、in whichとなっています。この表現は意味は同じなのですがより丁寧な表現として使われます。そしてそのin whichと同じ意味になるのがwhereです。3は2に入れ替えただけになります。そして4はwhichが省略できることで、より口語的な表現になります。

TOEICでは主に2と3の関係性を理解しておけばいいでしょう。

では前置詞+whichと単なるwhichになる場合の違いについて、次の例文を見てみましょう。

1.Japan is the country in which I live.
訳:日本は私が住んでいる国です。

2.Japan is the country which I visited last year.
訳:日本は私が去年訪れた国です。

なぜ1がin whichになるかというと、上の文章を並び替えてみると一目瞭然です。

1.I live in Japan.
これがinがないと文章は成立しません。一方で2は、

2.I visited Japan last year.
となり、前置詞なしの文章になります。なのでwhichだけで表現できるというわけです。

in以外の前置詞のパターン

That is the company for which I’m going to apply.
訳:あの会社は私が応募するつもりの会社です。

applyはforの前置詞を取る自動詞で使われています。このように他の前置詞がくるパターンもあります。

自動詞と他動詞の違いはこちら。

thatが使えない場合

関係代名詞としてthatが使えない場合は主に2通りあります。

1.コンマ(,)のあとには使えない。

これは最初の問題にもあったようにコンマのあとにはthatを使うことはできません。

(○)He is the man, whom I told you before, resigned this company yesterday.
(×)He is the man, that I told you before, resigned this company yesterday.

2.前置詞+関係代名詞の代わりにはならない。

(○)It is the matter about which I talked before.
(×)It is the matter about that I talked before.

問題

The speech ________ he made in the university was the most amazing I’ve ever listened to.

(A)where
(B)in which
(C)who
(D)that

答えは下↓↓








答え:(D)

訳:彼がその大学で行ったスピーチは、私が聞いたもので最も驚くべきものでした。

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